複合機の見積書に「カウンター料金 モノクロ○円・カラー○円」とある。安いのか高いのか分からない、という方へ。
- この記事で出来ること
- 見積書のカウンター料金の欄を読み、同じ条件で2社を比べられる
- 前提
- 専門知識は不要。直近の請求書と、見積書があれば足ります
- 今日の一歩
- 請求書と見積書を並べるのは今日。測った時間ではありません
答え: カウンター料金は「1枚ごとに払う保守の代金」
カウンター料金は、機械の代金(リース料)とは別の、保守の契約の料金です。 リース会社は保守を受け持たず、販売店かメーカーと結ぶ別の契約です(三井住友ファイナンス&リースのFAQ、リース事業協会)。
何が含まれるかは契約で違います。例えばキヤノンの保守契約(MG)は、刷った枚数で料金を計算し、その中に技術料・感光体(ドラム)の貸与料・トナー・消耗部品代が入ります(2026年10月22日に公式ページで確認)。同じキヤノンでも、修理のたびに払う契約(SG)は、トナーと感光体を別に買います。
だから、1枚の単価だけを比べると、含まれる物が違う2社を比べてしまいます。
見積書で見る4つの欄
| 欄 | 見積書のどこを見るか | 書いていなければ |
|---|---|---|
| 1枚の単価 | 白黒とカラーを分けて書いてあるか | 白黒・カラーそれぞれの単価を聞く |
| 含まれる物 | トナー・部品・出張修理が単価に入るか | 別料金になる物の一覧を聞く |
| 最低料金 | 刷らない月にも払う額(基本料金など)があるか | 月の最低額と、何枚分に当たるかを聞く |
| 保守の期間 | 何年で切れ、切れた後はどうなるか | 期限と、期限後の扱いを聞く |
保守の期間はメーカーと機種で違います。キヤノンのMGは1年ごとの自動更新、京セラの一部の機種は保守の有効期限が5年で、その後は再契約かその都度見積もりです(各社の公式ページ)。リースを延長しても、保守が同じ条件で続くとは限りません。
2社を比べるときは、月の枚数をそろえる
今の請求書から、直近3か月の白黒とカラーの枚数を書き出します。その枚数を両方の見積もりに当てはめ、「最低料金」と比べて高い方を、その月の保守代とします。単価が安くても、最低料金が高ければ、刷る枚数が少ない会社では高くつきます。
空欄が残ったら、推測で埋めずに下の文面で聞きます。
業者に送る確認文: 販売店への文面
文面(販売店の担当者へ。メールで) 「お見積もりをありがとうございます。社内で比べたいので、次の点をメールでいただけますか。①1枚ごとの料金(白黒・カラー)に、トナー・部品・出張修理の費用が含まれるか。別料金の物があれば一覧 ②刷らない月にもかかる最低の料金はあるか、あれば月いくらか ③保守の契約は何年で、期限の後はどうなるか ④弊社の直近の月の枚数(白黒○枚・カラー○枚)で計算した、月の保守代の見込み。○月○日までにお返事をいただけると助かります。」
- 単価の相場は、機種・新品か中古か・枚数で大きく変わるため、この記事では書きません。比べる相手は、同じ条件で取ったもう1社の見積もりです
- 保守の会社はリース会社ではなく、販売店かメーカーです。リースの満了と保守の期限は別の日です