リース会社から複合機の「満了のご案内」が届き、販売店からは新しい機械の見積書が来た。この記事は、その社長と、比べるよう任された方へ。作るのは、今の機械を再リース(満了の後も同じ機械を1年ずつ借りること)で使うか、入れ替えるかを並べた1枚の表で、決めるのは社長です。
私ならこうします。 今の機械で困っていなければ、再リースで1年使い続けます。入れ替えは月額が今と同じでも、新しく何年かの支払いが始まるからです。例外は、故障が増えている、保守が続けられない、要る機能が無いときです。そのときは入れ替えを前提に見積もりを比べます。
- この記事で出来ること
- 満了の案内・請求書・見積書から比較表を埋め、使い続ける・販売店に確かめる・もう1社に頼む、のどれにするか決められる
- 前提
- 専門知識は不要。満了の案内、直近の請求書、新しい見積書があれば足ります
- 今日の一歩
- 3点をそろえるのは今日。測った時間ではありません
用意する物は3つ
- 満了の案内(リース会社から): 返事の期限と再リースの料金。返事をしないと、自動で1年の再リースになります
- 直近の請求書(販売店から): 保守と、1枚刷るごとの料金(カウンター料金)
- 新しい見積書: 月額・年数と、保守・設置・撤去の内訳
「12か月の費用」と「何年しばられるか」を分ける
数字は説明用の架空の例で、相場ではありません。税込でそろえています。
| 項目 | 今の機械を使い続ける | 入れ替える |
|---|---|---|
| 機械の代金(今後12か月) | 24,000円(再リース1年分) | 8,000円×12か月=96,000円 |
| 保守・1枚ごとの料金(今と同じ枚数) | 60,000円 | 48,000円 |
| 設置・撤去など(今回だけ) | 0円 | 20,000円 |
| 今後12か月の合計 | 84,000円 | 164,000円 |
| 12か月の差 | 80,000円少ない | ― |
| 13か月目以降 | もう1年使うか返すかを、また選ぶ | 60か月契約なら残り48か月、月8,000円が続く |
1年分と5年分の総額を、そのまま比べないでください。長い期間で比べるなら、使い続ける側にも同じ年数の費用と、途中で故障して入れ替える場合を入れます。分からない欄は空けずに「未確認」と書きます。
決め方は3つ: 続ける・確かめる・入れ替える
① 再リースで使い続ける
仕事に支障が無く、保守も今の条件で続くなら、期限までに満了の案内で継続の手続きを確かめます。
② 販売店に確かめる
再リースしても、保守が同じ条件で続くとは限りません。保守が続くか、再リースの料金が分からなければ、下の文面を今の販売店に送ります。
③ 入れ替えが要る・見積もりを比べる
故障が増えた、保守が続けられない、要る機能が無いなら、費用だけでは決めません。同じ印刷枚数・機能で、もう1社に見積もりを頼みます。
報告が要る方へ
報告文(上の例の場合) 今の機械は仕事に支障が無く、今後12か月の費用は、使い続ける方が8万円少ない見込みです。入れ替えると、その後も4年間、月8,000円の支払いが続きます。保守が同じ条件で続くかを販売店に確認中で、続くなら今回は再リースを提案します。続かなければ、同じ印刷枚数と機能で、もう1社の見積もりを取ります。
業者に送る確認文: 販売店への文面と、契約の決まり
文面(販売店の担当者へ。メールかFAX) 「満了のご案内と新しい機械のお見積もりをありがとうございます。社内で比べたいので、次の点をメールでいただけますか。①今の機械を再リースで使い続ける場合、保守と1枚ごとの料金(カウンター料金)の契約は今のまま続くか。保守の期限はいつか ②今の機械の部品が、メーカーからいつまで手に入るか ③入れ替える場合の月額・年数・総額(税込)と、設置・撤去の費用。保守と1枚ごとの料金は今とどう変わるか ④返すときの、機械の中のデータの消し方と費用。○月○日までにお返事をいただけると助かります。」
- 再リースの料金は、契約書か満了の案内に書いてあります。案内に返事をしないと、自動で1年の再リースになります(リース会社のFAQ)
- 保守と1枚ごとの料金は、販売店やメーカーとの別の契約です。期間もリースとは別で、1年ごとの自動更新のものも、5年で切れるものもあります(メーカーの公式)
- 返すときの送料と、機械の中のデータの消去は、原則こちらの負担です(リース事業協会の標準契約書)